本記事では、これから旅行や出張でマレーシアを訪れる予定の方に、日本から持っていくべきアイテムを紹介させていただきます。
マレーシア在住の筆者の経験や家族・友人がマレーシアに遊びに来た際の実体験をもとに執筆しています。
特に実際に来てみて気付いた”あったら便利だな”と思ったものを、マレーシアの気候、習慣、宿泊というカテゴリーに分けて、関係するアイテムを紹介します。
もし長期でマレーシアに滞在予定の方は別の記事で「日本から持っていくべき日用品」を紹介しています。ぜひこちらの記事も参考にしてみてください。
気候編
マレーシアではよくスコールが降ります。特に雨季の時期は雨風が強く、バケツをひっくり返したような猛烈な雨と雷も。しかし短時間で止むことが多く、ショッピングモールなど室内で雨宿りをしているとあっという間に感じます。
気温は1年を通して日本の真夏に比べるとそこまで照り返しが強くなく、むしろ風があって気持ちいいです。筆者の場合、エアコンを付けている時間は日本にいた頃より短く、至るところに天井ファンが付いていることも大きく影響していると考えられます。
ですがマレーシアは常夏の国。日差しが強い日もあるので、熱中症対策は必要です。
このような気候の特徴があるマレーシアで、どのようなアイテムが役立つか紹介します。
折りたたみ傘(晴雨兼用)
傘は現地でも入手可能ですが、日本のように品揃えが豊富でないため、コンパクトな軽量タイプを見つけるのが難しいです。スコール時は雨量が多いためか、長い傘を持っている人が多い印象です。
ですが、観光で常に長い傘を持ち歩くのは大変なので、折りたたみ傘がおすすめです。また日除け対策で日傘として使う出番も多く、旅行中持ち歩くと良いでしょう。
日除けアイテム(日焼け止め・帽子・サングラス)
日傘に加え日焼け止め、帽子、サングラスなど日除けアイテムもあるとさらに良いです。
特に観光地を巡る際はタオルや飲み物を携帯するなどしっかり熱中症対策をしましょう。またクアラルンプールにある繁華街Bukit Bintangのような混雑する場所では、傘をさすことが難しい場合もあります。
傘に加え、日除けアイテムがあると暑さ対策バッチリです。
ハンドタオル
こちらも暑さに関係しますが、1年を通して湿度が高いマレーシアでは歩いているだけで汗がだらだら垂れてくることも。
カバンに入れやすいハンドタオルが1枚あると安心です。
カーディガン
海外では冷房の効きが良いと言われますが、マレーシアはまさに冷房天国。男女問わず寒さ問題に直面すると思います。
特に飛行機に乗るとき、映画館やショッピングモールに行くときは、カーディガンを忘れないでください。
余談ですが、筆者は映画館に行く時に上着だけでなく長ズボンを履いて寒さ対策を徹底しています。
ペットボトルホルダー
気温が高いとすぐに飲み物がぬるくなってしまいますが、ペットボトルホルダーがあると長時間冷たさを保つことができるので助かっています。
特にホルダー内がアルミタイプのものは冷たさを長時間持続できるのでおすすめです。
またマレーシアではドリンクスタンドが普及していますが、せっかく買ったドリンクも冷た過ぎて持てない、なんていう経験ありませんか?そんな時にもこのホルダーに入れて持ち歩くととっても楽です。
習慣編
マレーシアの習慣に関係するアイテムは、現地に行ってみないとなかなか気付かないものばかりです。
その中でも短期滞在で必要なもので日本より種類が少なく、手に入りにくいものを紹介します。
ポケットティッシュ
日本では簡単に手に入るポケットティッシュですが、マレーシアではそれほど見かけません。というのも、マレーシアでは一回り大きいサイズのティッシュが主流だからです。
筆者はサイズによって使い分けていて、大きいティッシュはトイレに行くとき(トイレットペーパーが無い場合もあるため)に使用しています。
ですので、ポケットに入れたい時や荷物を最小限に抑えたい時はポケットティッシュがあると便利です。
ちなみにマレーシアでは高級ティッシュをほとんど見かけません。皮膚が敏感な方やティッシュの質にこだわりのある方は日本から持っていきましょう。
ウェットティッシュ
日本のレストランのように無料でおしぼりが出てくることはほとんどありません。中華系レストランなど一部のお店で提供してくれることがありますが、お会計に含まれていたり有料の場合が大半です。
ウェットティッシュ自体はスーパーなどで購入することも可能ですが、何かとすぐに必要なこともあるアイテムなのでバッグに1つ入れておくと良いと思います。
エコバッグ
マレーシアのお店でも袋の有料化が進んでいますが、エコバッグは需要が少ないのかあまり販売されていません。
地元の人たちは、購入したものをカートに積んでそのまま車に運ぶことが多く、車社会のマレーシアではわざわざエコバッグに入れる人が少ないと考えられます。
日本のように重さに強いもの、デザイン性のあるもの、また折りたたみ可能なものは少ないので予め準備をしておくと良いと思います。
観光中ちょっとした荷物を入れる際にあると便利です。
ビニール袋
袋はスーパーの売り場でも販売されていますが、比較的大きめのサイズや業務用が多いです。日本のように様々な大きさの袋が販売されていることは珍しいです。
ちなみにマレーシアにもダイソーがあり、日本と同じように豊富な品揃えですが、やはり値段が高いです。
旅先で何かと便利なサイズ(小〜中サイズ)や取手付きの袋は少ないので、必要な方は準備しておきましょう。
ミニバッグ
マレーシアは治安が比較的良いと言われていますが、繁華街ではスリが度々報告されています。特にリュックを背負っていたり、ポケットに物を入れていると狙われるリスクが高いです。
こういったリスクを回避するため、筆者はミニバッグを使っています。最近のミニバッグは機能性が高く、大容量のものが増えています。
特に前掛けタイプは盗難防止になるだけでなく、コンパクトなので雨が降った時も濡れにくいです。
宿泊編
ここからは宿泊先であったら便利なアイテムを紹介します。マレーシアに限らず海外旅行・出張であると助かるものばかりです。
電源変換プラグ
マレーシアのコンセントの形はBFタイプ(Gタイプ)と呼ばれる3穴式で日本と異なります。
よく海外へ行かれる方は全世界に対応できる変換プラグがおすすめです。
例えばインドネシアはCタイプ、オーストラリアはOタイプなど、マレーシアの周辺国だけでもコンセントのタイプは全然違います。
全世界対応できる上、コンパクトで軽量なので持ち運びがとても簡単!またUSBを差し込めるタイプもあります。
スマホ用充電器(ケーブル付)
最近はケーブルさえあれば充電できるタイプも見かけますが、コンセントとセットで準備しておくと間違いありませんね。
iPhone用、Android用とケーブルのタイプが違うので、持って行く際は気を付けましょう。
ちなみにホテルで充電器の貸出がないところもあるので注意してください。
室内用スリッパ
部屋にスリッパが置いていなかったり、常備されていても使い回しできるビーサンタイプをよく見かけます。
気になる方は事前に宿泊先に確認したり、ご自身でスリッパを準備しましょう!
もし事前に準備する場合は、軽くて折り畳めるもの、洗濯で丸洗いできるものがおすすめです。
歯ブラシ・歯磨き粉
歯ブラシ・歯磨き粉はセットで常備されていることがほとんどですが、歯ブラシのヘッドがとても大きくて磨きづらいです・・そもそもスーパーでもヘッドの小さい歯ブラシはほとんど見かけません。
現地では手に入りづらいので、ヘッドが大きい歯ブラシが苦手という方は準備しておいた方が良いです。
洗顔
洗顔はほとんどのホテルで常備されていないと思います。
持参する場合はミニサイズがおすすめです。というのも航空会社によりますが、一般的に洗顔や化粧水など機内に持ち込む場合、100ml(g)までという規定があります。
機内持ち込みする際は航空会社の規定を調べ、サイズに注意して準備しましょう。
化粧水・保湿クリーム
洗顔同様、化粧水や保湿クリームが常備されていることは少ないです。(ボディーローションは常備されているところも。)
こちらもサイズに注意してください。
綿棒
綿棒が常備されている場合もありますが、柔らかい素材のものが多いです。個人差があると思いますが、筆者は少し硬めのものが良いので宿泊時に持参しています。
特に小包装タイプは、かさばらずおすすめです。
アイマスク・耳栓
睡眠をより快適にするため、筆者は旅行や出張の際に必ず持って行き、宿泊先だけでなく機内など移動の際にも使っています。
質の高いアイマスクや耳栓はなかなかお店では見つけられませんが、通販サイトでは様々な種類があり、自分にあったものを見つけやすいです。
その他
その他に旅行や出張の際に日本から持って行くべきアイテムを紹介します。
SIMカード
クアラルンプール国際空港はとにかく入国手続きに時間がかかります。1〜2時間ぐらいかかることもよくあります。
ですので少しでも時間を優先したい方は若干値段が高くなってしまいますが、事前に日本でSIMカードを購入することをおすすめします。
またSIMカードによってはマレーシア以外の国でも使えるので、他の国に行く予定がある方はSIMカードをお得に利用しましょう!
電子書籍 Kindle
本や観光雑誌を持って行きたいけど重たいなと感じる時には電子書籍がおすすめです。
Kindleの電子書籍は読み放題プランがあり、なんと200万冊以上!想像以上に対象本が多くて驚きました。
マレーシアに関する本(観光雑誌やマレー語など)もあるので、旅行や出張の際におすすめです。単品で購入することもできますので、気になる方はぜひチェックしてみてください。
Kindle Unlimited公式リンクはこちらモバイルバッテリー
旅行や出張で欠かせないモバイルバッテリー。なるべく軽くてかさばらないものが良いですよね。
筆者が使っているのは直接スマホに挿すことができるタイプです。軽量でケーブルも要らないので充電する時、持ち歩く時にとても楽です。
iPhone用とアンドロイド用では差込タイプが違うので購入時に気をつけてください。
医薬品(胃薬・風邪薬・酔い止め)
マレーシアで有名なドラッグストアチェーンは「Watsons」や「Guardian」、「CARiNG Pharmacy」で、日本と同様に市販の医薬品を購入することができます。
特に風邪薬はPanadol(パナドール)が有名ですが、コロナ禍には解熱剤など入手困難な状態に。
またお隣シンガポールの方がマレーシアで購入することも多く、常にストックがあるとは限りません。
万が一のために、医薬品は準備しておきましょう。
またタクシーやバスに乗った時、日本より運転が荒いなと感じることもしばしば・・乗り物酔いに不安のある方は酔い止めも合わせて準備しておくと安心です。
目薬
マレーシアの目薬売り場では日本のロート製薬の目薬をよく見かけますが、全体的に種類が少なく値段が高いです。
コンタクトレンズ用の目薬もあまりないので、普段から使う方は持参して行きましょう。
帰国後に使いたい便利アイテム
みなさんは旅行や出張を終えた後、スーツケースはどのように保管されていますか?
筆者はキャスターの汚れが気になるので、毎度キャスターやスーツケース全体をよく拭いてから片付けていました。ですがこれが結構面倒臭い・・
そこで試してみたのがキャスターカバーです。
スーツケース用キャスターカバー
キャスターカバーには大きく2種類あります。
1つ目はソックスタイプのカバーです。キャスター全体をすっぽり覆ってくれるので、汚れを気にせず、且つ時短で片付けられます。またこのカバーは洗えるので清潔に保てます。
ただし何度も洗って使っているとゴムが緩み、ズレ落ちてくる場合があります。
2つ目はホイールをカバーするシリコンタイプです。被せるだけなのでこちらも取り付けが簡単。水洗いも可能です。
また保管用途としてだけでなく、実際に使用する際に取り付けることでスーツケースを引っ張るときのノイズを軽減することもできます。色の種類も豊富なので目印代わりにもなりますね!
ただし全体を覆うわけではないので、完全に汚れを妨げることはできません。
このようにカバーにも様々な種類があるのでぜひ目的に応じて試してみてください!
まとめ
以上、マレーシア旅行や出張に持っていくべきアイテムの紹介でした。
マレーシアならではの気候や習慣は現地を訪れてみないとなかなか気づかないものです。
筆者も実際に訪れた際に、「あれ持って来たらよかったな」と思うものがたくさんあり、今回執筆させていただきました。
皆様の渡航が快適なものとなりますように。
最後までお読みいただきありがとうございました。