英語の習得を目指すうえで、洋書の多読はとても効果的です。
単語力・文法・理解力を効率良く向上させることができるため、最初はハードルが高く感じるかもしれませんが、継続しているとその効果を強く実感することができるはずです。
本記事では、英語多読に挑戦したいが何を読めば良いか迷っている方に対して、筆者おすすめの洋書を紹介していきます。
洋書選びで迷った際は本記事を参考にしてみてください。
英語多読には実はビジネス書がおすすめ!?
英語多読において、実はビジネス書は平易な単語でわかりやすく書かれているものがほとんどです。
しかもビジネス書を読むことで、英語力が身に付くだけでなく、本の知識も吸収できるので筆者はビジネス書を英語で読むことを強く推奨しています。
ビジネス書の中でも筆者が特におすすめの本を紹介していますので、自分の関心に合わせて本を選んでみてください。
金持ち父さん貧乏父さん (Rich Dad Poor Dad)
まずおすすめしたいのは、日本でも有名な「金持ち父さん貧乏父さん」です。
この本は全世界でベストセラーとなったお金の教養について学ぶことができる本です。著者が育った2人の「父親」の対照的な教えをもとに、貧乏父さん(高学歴だが経済的自由を持たない)と金持ち父さん(学歴はないが資産を築いた実業家)の考え方を比較して、資産形成と経済的自由を目指すための考え方を解説しています。
一見英語で読むには難しそうに思いますが、ストーリー仕立てでわかりやすく説明してくれているので、英語であっても読みやすくなっています。
DIE WITH ZERO 人生が豊かになりすぎる究極のルール
こちらもお金に関する本ですが、人生の時間やお金を最大限に活用する方法を提案してくれるビジネス書です。
本書では「人生を豊かにするためには、資産をただ貯めるだけでなく、自分の時間や経験に投資するべき」という人生を充実させるための新しいアプローチを教えてくれる本です。
難しい専門用語もほぼなく、読みやすい本となっているので、洋書初心者の方にもおすすめです。
チーズはどこへ消えた?(Who Moved My Cheese?)
本書は寓話形式の自己啓発書で、変化にどう対応すべきかを教える内容です。物語は、迷路の中で「チーズ」(成功や幸福の象徴)を探す、2匹のネズミ(スニッフとスカリー)と2人の小人(ヘムとホー)を通じて展開されます。
短くシンプルな物語ながら、職場や人生の変化に直面した際に役立つ普遍的な教訓を提供しており、世界中で広く読まれている名作です。
本書の主なメッセージは以下の通りです。
①変化は避けられない、②変化を予期し、柔軟に対応する、③恐れを乗り越えて新しい道を探す、④新しいチーズを見つける喜びです。
ジェームズ・クリアー式 複利で伸びる1つの習慣(Atomic Habits)
人生を変えるための効果的な習慣形成の方法を解説した自己啓発書です。
本書では、習慣が「小さな行動の積み重ねによる複利効果」で大きな成果を生むことを解説してくれます。
英語を学習するうえで「習慣化」は大事なテーマです。洋書で英語を学習しながら、習慣化について学んでみてはいかがでしょうか。
限りある時間の使い方(Four Thousand Weeks)
人生の有限性を受け入れ、より充実した時間の使い方を教えてくれるタイムマネジメントに関するビジネス書です。
本書では、通常の時間管理術とは異なり、効率や生産性に縛られすぎない、人生を豊かにするタイムマネジメント術を教えてくれる本です。
筆者は特に、人生の長さは4000週間程度しかないこと、時間を効率的に過ごすことばかりに囚われないこと、全部できるという幻想を捨てて目標を絞るという教えが参考になりました。