インドネシア語・マレー語を学ぶメリットと難易度・需要は?

生活編
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大学でどの外国語を学ぶか迷っている大学生や、駐在員など仕事の都合でインドネシア又はマレーシアに住むことになった社会人の方に向けて、本記事を執筆しました。

本記事を読むことで、マレーシアに滞在している筆者が考えるインドネシア語・マレー語を学ぶメリットを知ることができます。

メリットを知って本言語を学習すべきか考えるきっかけにしてもらえたら幸いです。

また、下記記事でオススメのマレー語教材と学習ツールを紹介しているので、気になる方はあわせて読んでみてください。

インドネシア語とマレー語は兄弟言語

インドネシア語とマレー語は非常によく似た言語です。

使われる単語に方言のような違いはあるものの、マレーシア人とインドネシア人が会話してもコミュニケーションに全く問題なくコミュニケーションをとることが可能です。

インドネシア語とマレー語が非常に似た言語であることから、お互いの国の映画も翻訳されることなくそのまま上映されています。そのことからもわかる通りお互い十分に理解することが可能な言語です。

日本人の感覚に近い理屈としては、関東と関西の人の会話が成り立つのと同じだと思います。

話者人口の多さ

インドネシア語(マレー語)を国語に採用している国は、インドネシアとマレーシアの他に、シンガポール、ブルネイ、東ティモールがあります。

5ヵ国をの人口を合わせると、2億8,000万人を超えており、それだけ多くの人と会話ができるかなり需要が高い言語と言えます。

また、各主要言語の話者数ランキングは以下の通りです。

1位 中国語(10億5,100万人)

2位 英語(8億4,000万人)

3位 スペイン語(5億7,000万人)

4位 ヒンドゥー語(4億9,000万人)

5位 アラビア語(4億2,200万人)

6位 マレー語(2億8,100万人)

平均年齢が若く、更なる人口増加見込み

インドネシア語圏の国の平均年齢は以下の通りです。

インドネシアの平均年齢:30歳

マレーシアの平均年齢:28歳

シンガポールの平均年齢:39歳

(ちなみに日本の平均年齢は、なんと世界トップクラスの48歳!)

日本と比べてもわかるように、インドネシア語圏の人口はまだまだ増加することが予想されます。

習得が容易

日本人にとってインドネシア語(マレー語)は、最も習得が容易な外国語の一つとされています。

過去の研究では、日本人にとっての外国語習得難易度ランキングは以下のようになるようです。

グループ1 易しい

インドネシア語(マレー語)、韓国語、スワヒリ語

グループ2 比較的易しい

トルコ語、スペイン語、中国語

グループ3 比較的難しい

英語、フランス語、ドイツ語

グループ4 難しい

ロシア語、ポーランド語、ヒンディー語

私は仕事でもインドネシア語を使用するので勉強していますが、英語と比べると習得はかなり容易に感じます。

簡単に感じる主な理由は、比較的発音が容易であること、文法が非常に柔軟であること、時制がないことからです。

また、日本人にとって英語の習得は実は比較的難しいことであり、英語が中々身に付かず悩んでいる人が多いことも頷けます。

日系企業が多いため、現地で働けるチャンスが多い

東南アジアには、数多くの日系企業が進出しています。

東南アジアの中でも特にインドネシア語圏である、インドネシア、マレーシア、シンガポールに進出している日本の会社は非常に多いです。

つまり、日本で働いていたとしても、ひょっとしたら出張や駐在員として現地に行く可能性があるということです。

また、現地採用など海外で働きたい人にとっても、日系企業で働き口を得られるチャンスが多いです。

更なる経済規模拡大可能性

経済規模の側面から見ても、インドネシア語の需要は今後増していくのではと思います。

以下はインドネシア語圏のGDPと韓国のGDPです。

各国のGDP(国内総生産)

インドネシア :1兆590億円

マレーシア :3,370億円

シンガポール :3,398億円

韓国 :1兆6,382億円

インドネシア語圏の国のGDPを合算すると「1兆7,358億円」で、世界GDPランキング10位の韓国を既に超えています。

毎年経済成長しているインドネシア語圏の国々の状況を考えると、需要は益々増していくと思います。

海外旅行先としても人気

ここまで主に仕事面での優位性を述べてきましたが、純粋に海外旅行で訪れる際にも、もちろん役に立ちます。

インドネシア、マレーシア、シンガポールはどこも日本人に人気の海外旅行先です。

もちろん観光地では英語が通じるところは多いのですが、少しローカルなところに行くと通じないことも多いです。(シンガポールはほとんどどこでも通じますが。)

また相手も英語は非ネイティブなので、相手の母国語を使用してあげると、より親密なコミュニケーションを取れることでしょう。

また、これらの国は都市生活と自然を両方満喫でき、年中温暖な気候であるため生活面でもとてもオススメです。

訪日外国人対応への需要増加

現在の主な訪日外国人はアジア人が占めており、中国人や、台湾人、韓国人がほとんどです。

ですが今後インドネシア語圏の経済が成長して行くにつれて、日本にも多くのインドネシア語圏の観光客が訪れるようになります。

そうなった場合、特に観光業界でインドネシア語が話せる人材はきっと重宝されることでしょう。

他の人との差別化

英語以外の言語で言うと、中国語や韓国語を勉強している日本人が大半です。

そこで、日本ではまだまだ勉強している人が少ないインドネシア語を学習することで、他の人との差別化が図れます。

どうしてインドネシア語を選んだのか理由も説明できると、より一層自分を売り込むアピールになるでしょう。

インフルエンサーとして活躍できる可能性がある

日本人ではまだ、インドネシア語でYoutubeなどのSNSで情報を発信している人は少ないです。

競争相手がほとんどいないため、たくさんのチャンスが埋まっています。

また、上記で述べたようにインドネシア語の話者人口は非常に多く、それだけ多くの人たちに自分が発信した内容を見てもらえる可能性が高いということです。

また、人口が多いだけでなく、若年層が多いので、SNS系のこの業界はチャンスが多いです。

まとめ

インドネシア語を学ぶメリットをいくつか挙げてきましたが、インドネシア語は本当にコスパが良い外国語だと思います。

人口が多く、経済的にも成長しており、尚且つ日系企業もそこに多く進出しているため、ビジネスチャンスが多くあります。

更にインドネシア語を習得することで他の人との差別化を図れるのに、習得は比較的容易とメリットがたくさんあることがわかります。

どんな言語であれ、言葉を勉強するのに損をすることはありません。

挑戦すべきか迷っているのであれば、まずは行動に移しながら軌道修正するのも手でしょう。

この記事がインドネシア語を学ぶべきか判断する材料となったら幸いです。

ここまでお読みいただき、ありがとうございました。

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